【1作目への愛を感じる】映画「トロン:アレス」を観る前に読みたい記事

まさかまさかのトロン3作目。

1作目「トロン(オリジナル)」は1982年に上映されました。私がトロンを知ったきっかけはゲーム「キングダムハーツ」シリーズでした。
トロンが入っていたのは疑問ではあったのですが(そのほかはディズニーアニメーション作品のコラボだったので)、サイバーっぽい世界観やライトサイクルに魅了されたものです。

さて、2025年に公開となった「トロン:アレス」は過去のシリーズ作と時系列は繋がってはいますが、主人公は全くの新しい人物に変わり、過去の主人公たちの血縁者でもありません。

面白いのが、本作で敵役となるのがデリンジャー社の社長。デリンジャーと言えば、1作目で主人公からゲームプログラムを盗んで、トロンシリーズの事の発端を起こした人物ですねw本作のバカ社長はその孫にあたるわけです。

ただ、トロンシリーズの主人公サイドと言える「エンコム社」と、敵サイドになる「デリンジャー社」はあくまで競合相手という立ち位置なだけで、過去作品の怨恨などはないようです。

なので、本作からトロンシリーズに入っても話は十分に理解できます。
……が!!本作の中には1作目のオマージュが非常にたくさんあります!映画ファンからすると、ぜひ1作目だけでも観ておいてほしいという気持ちがあります。

この記事ではネタバレ無しで、「トロン:アレス」の鑑賞前に知りたい情報や、筆者の感想などを自由気ままに書いていきます。

この記事では、「動物の安否」や「グロテスクなシーンはないか」「性描写はないか」など、映画鑑賞前に知りたい映画に含まれるファクター(要素)のみを紹介します。ネタバレは一切含みませんのでご安心ください。

作品名

トロン:アレス

公開年

2025年

監督

ヨアヒム・ローニング

上映時間

119分

目次

あらすじ

AIプログラムを実体化する画期的な発明によって開発された、AI兵士のアレス。 “彼”は圧倒的な力とスピード、優れた知能を持ち、倒されても何度でも再生可能という、まさに史上最強の兵士だった。 だが、現実世界で人間を知ったアレスにある“異変”が起きる。 やがて、制御不能となったAIたちは暴走を始め、デジタル世界が現実世界を侵食していく。 果たして、アレスの驚くべき目的とは…?

映画の気になるファクター6つ

あくまで管理人の個人的感覚による評価です

☆=0 ★=1の評価です

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ファクター(要素)評価コメント
動物の安否☆☆☆☆☆動物は登場しません
性描写の有無☆☆☆☆☆一切ありません
流血の有無☆☆☆☆☆一切ありません
グロテスクなシーン☆☆☆☆☆ありません
視聴対象層(子供★・大人向け☆)★★☆☆☆子供も大人も楽しめます
予習の必要性(過去作・事前知識)★☆☆☆☆本作だけでも楽しめます

ライトサイクルの映像が美しい!
トロンの世界観を現実世界で観れる!とにかくビジュアル面が綺麗です

管理人の感想・レビュー

1作目の1982年から43年経ち、トロンの世界観に現実世界がどんどん追いついてしまいました。

いきなり余談になりますが、本作を鑑賞するにあたって1作目を観たのですが、80年代に想像するコンピューター技術が非常に可愛らしくて面白かったですw
1作目の世界観を説明すると、「はたらく細胞」のコンピュータープログラム版です。コンピューター内部世界で動くプログラムが、擬人化された作品という認識でした。

ただ、1作目に登場するAIが既に自律型AIで、その当時は映画向けに簡略化されたものだと思いますが、プログラムの入力が機械との対話をする形になってるんですよね。要するに2025年に存在する「ChatGPT」とか、それらのAIがまさにそれで、そこに現実が追い付いたんだなと感じました。

あ、ちなみに。1作目のコンピューター内部世界は、まだまだデジタルが予想を超えてくる事があまりなくwコンピューター内部でやってることがかなりアナログで観ていて面白かったですww

さて、「トロン:アレス」の感想ですが、本作は過去作から続く「トロン」シリーズとして観るのと、「トロン:アレス」単体で観るのとでは感想が変わってくるのではないかなと個人的には思いました。

「トロン:アレス」単体で観ると、ただのちょっと面白いSFアクション映画に収まるような気がします。
「トロン」シリーズお馴染みの、光の壁を作りながら走るライトサイクルなどの迫力は抜群ですし、映像美に関しては唯一無二だと思います。

正直、過去作を観たうえで「トロン:アレス」を鑑賞すると、トロンらしさは感じませんでした。
何故ならほとんどが現実世界で、まんま人の姿をした自称AIが戦ってるだけだから。
なので、本作から入った人は現実世界にAIが進出するSFモノとして楽しめると思うんです。現実世界への出力方法なんて、3Dプリンターみたいでそういうのを想起させるのも面白いですしね(現実的では考えられない技術ですがw)

長々書くと良く分からん愚痴みたいになってしまうので、正直に言うと「トロン」シリーズの続きとして自分が求めていたものではないなぁと……。
1作目のオマージュがたっぷり入っているのは非常に良かったのですが。。。

ただ、過去作があまりに複雑な内容に対して、本作はめっちゃストーリーが簡潔なのは良かったです。

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