映画ブログと関係ない記事になってしまいますが、筆者がレーシックをしてから1年が経過しましたので、その体験レポートをブログに残しておきたいと思います。
筆者は中学生の頃からメガネだったのですが、視力は0.3程度で、メガネが無くても生きていけるけど、やはり生活の所々で不便を感じていました。
例えば…
・温泉でメガネ無しだとよく見えない
・運動をする際メガネが邪魔、数時間のためにわざわざコンタクトも面倒
・3Dメガネなどをかける際のメガネonメガネ
・印象が完全にメガネの人になってしまう
などなど。
今回はレーシックをしたきっかけや、実際にどういう流れで施術したのか、1年経ってどう変わったかなどを書き残したいと思います。
レーシックをしたきっかけ
きっかけは本当にたまたまでした。
SNSで「ICLしました。これは全人類やった方が良い!」みたいな、よくあるインフルエンサーのPRまがいの投稿でした。
ICLに関しては、もっと昔から話題になったいたような気もしますが、私が知ったのはそのタイミングだったので、おもしろ半分でググってみました。
すると、最近のネットは恐ろしいですね。1回ググった結果から、いろんなインフルエンサーのICL体験談が続々と目のつくところに現れるようになったんですw
私は「思い立ったが吉日」「1日でも早くやった方がお得!」「将来への投資」など色々言い訳を付けて自分の体にはお金をかけて来ました(矯正や全身脱毛など)。
そんなことで、実際にやる方向に脳が舵を切ったので、色々と調べてみるのでした。
病院を決めて無料適応検査へ

恐ろしいことに、ググって出てくる病院は安くて40万円ぐらい、高いと100万円と値段にバラツキがありました。
普通の買い物であれば「そりゃ安い方っしょ!」となるものの……
目の手術ですから。安すぎると怖いです。
ということで、私は口コミや値段などを吟味して、安過ぎず高すぎず、しかし口コミは良さげだった「新宿近視クリニック」さんで、まずは無料だし適応検査を受けてみよう!と予約を進めました。
無料適応検査は、無料と言えど2時間ぐらいかけて視力検査や機械を使った細かな検査をしてくれました。
ICLを受けるつもりが、レーシックに
無料適応検査が終了し、カウンセラーさんと今後施術を受けるか話をします。
「ICLを検討してるんです~」と話をすると、意外なことにレーシックを勧められました。
ICLは0.0xとか、非常に目が悪い人が受けることが想定されているそうで、視力が0.3程度ある私だと、既存のICLレンズに適応する物の用意がないとのことでした。
もしICLを受ける場合、特注のレンズを作るため、価格が少し上がってしまうそうです。
また、乱視が入っているのもカウンセラーさんは懸念点として挙げられていました。
ICLにも乱視レンズはあります。しかし、万が一にもそのレンズがちょっとでもズレた場合、乱視に乱視が重なって、レンズの再調整を行う手術を受けなくてはいけなくなってしまうそうです。
そんなこんなで、カウンセラーさんはレーシックを勧めてくれました。
ただ、私はレーシックに対して、あまり良い印象がありません。
「角膜を削るんでしょ?不可逆なのは怖いなぁ。嫌だなぁ」と明らかに渋っていると、カウンセラーさんは院内を駆け回ってくれまして…w
「貴方の角膜はすごい厚いんですよ!レーシックをすると角膜を○○ぐらい削るんですが、削った後でも私よりも厚いですよ!」
「ドクターにも聞いてきましたが、あなたの場合はレーシックの方が良いとのことです。」
「いまはレーシックも技術が進歩してますし、失明などのリスクはありませんよ。」
「ICLよりかなり金額が抑えられますし、乱視にも適応できますよ。」
「レーシックならすぐ受けられますよ。」
と、めちゃくちゃ説得してくれました。
私がレーシックにした決め手は、カウンセラーさんが言ってくれた
・角膜が厚いこと
・失明リスクが無いこと
・すぐ受けられること
でした。
そんなこんなでレーシックを受けることをその場で決めました。
レーシックの価格について

レーシックの料金案内を受ける際、いくつかの種類を紹介されました。
ざっくりした記憶になりますが…
1番安いもので10万ちょっと、1番高いもので20万ちょっと、これもピンキリでビックリしました…w
1番安いものは、いくつかパターンが用意されているレーザーを当てるという物。
1番高いものは、1人1人の目にあわせてレーザーを設定して当てるという物。
前者をする人がこの世にいるのか…wと非常に強く思ったわけですが、元々ICLで大金を払うつもりでしたし、目をいじる一生モノの手術なわけですから、私は1番高いものを選びました。
金額の詳細についてはそれぞれの病院のサイトをご覧ください。
私は乱視などのオプションもありましたので、サイトに掲載されている金額からは少し高くなり、支払いは25万円でした。
ちょっと悔しいですが、紹介制度と言うものがあり、過去に同病院で手術を受けた人に紹介してもらうと2万円ほど安くなるという物です。調べるとその紹介コードを流している人がたくさんいるのです……。紹介した側も報酬が貰えますからね。
少しでも安くしたい人は調べてみると良いかもしれません。
レーシック手術について
レーシックはすぐ受けられるということで、カウンセリングを受けた当月に手術の予約を入れました。その時は「なんなら今日だって受けられますよ!w」とか言われましたねww
レーシックを受ける前は「コンタクトを1週間しない」など、細かい制約がありましたが、個人的にはそこまで困ることはありませんでした。
メガネではなくコンタクトで生活をされてる方はやや困るかもしれませんね。
レーシックを受ける当日、手術前に眼球用の麻酔の目薬をさされます。
しっかり薬が効くまで約10分か15分ぐらい待った気がしますが、その際も前後に患者が控えて、そこそこの速さで複数の人がレーシックを受けていたのが分かりました。
時代はICLだと思っていたので、自分以外にも2024年にレーシックを受ける人がこんなにいるのかと驚きました。(しかも平日の昼ですよ)
麻酔が効いたら、いよいよレーザーを当てていきます。
1台目の機械でまずは角膜にレーザーが当てられ、角膜がペラっとめくれるような状態に切られます。
1台目だったか覚えていませんが、目は閉じられないようにしっかり固定され、そして機械が眼球に密着するほど近くまで寄った記憶があります。
2台目の機械に移り(普通に台から自分で動いて移動する)、今度は先生が角膜をペラっとめくります。これは麻酔をしてても分かります!「あ、目めくられた」ってw
めくられたところに、レーザーが当てられます。角膜が削れるというより、レーザーで焼かれる感覚です。何故それが分かるって、焼けてる臭いがするから!
レーザーの照射が終了すると、また先生がペラっとめくれた角膜を元に戻して終了です。
手術室に入ってから、5分程度の出来事だったように思います。
よく手術中に自分の目でその様子が見えてしまうんじゃないか?と気にされる方がいますが、眩しくてほぼ見えませんでした。ただ、感覚は分かるので、「何も感じないし見えませんよ」とはいかないですね。
痛みは一切ありませんでした。
手術後について
手術が終わると、しばらく休憩をしたのちに自力で帰宅です。
保護用メガネや、乾燥防止用の目薬や抗生物質?の目薬を渡されました。
術後すぐに目の前は普通に見えます。
痛みは一切ありませんが、乾燥などがあってか、目を開けるのが辛かったです。
なので私は近くのホテルに1泊しました。近くと言っても、徒歩で15分程かかる距離でしたが、それでも辛かった…。
タクシーを使うか、病院とかなり近いホテルを取ることをオススメします。
ホテルに到着後はこまめに目薬をさし、目を開けるのが辛かったので早めに就寝をしました。
術後はお風呂の禁止などの制約がありますよ。
翌日、起床後からは術後のような辛さはなく、もう視力が上がった状態での視界が広がりました。
私の場合は視力が1.5になりました。
よく「視力が良くなって感動した?」とか聞かれますが、私にとって視力が良くなった視界はメガネをかけた視界と同じですw
なので「はじめて見る世界!」とかいうわけでもなく、個人的にはそこまでの感動はありませんでした。メガネをかけなくて良くなったのは助かるな~!ぐらいの感想でした。
本当に視力が0.0xぐらい目が悪かったり、裸眼で視力が良かったことがほぼないような人だと感動するのかもしれません。
翌日も経過観察があったので病院へ。そこで特に異常なしでしたので、保護メガネを返却して、今度こそ自宅へ戻りました。
その後も定期的に検診がありますが、レーシックの場合は半年で通院は終わり、病院へ行った回数は翌日を含めて計3回程度だったかと思います。
その後、術後3日目には仕事(PCガン見デスクワーク)に戻りましたが、特に支障はありませんでした。
術後から一貫して痛みはありませんでした。
レーシックをした感想
非常に大満足です。
ICLに比べて費用も抑えられましたし、レーシックを勧めてくれたカウンセラーさんには非常に感謝しています。
自分にお金をかけるなら、早ければ早いほどその恩恵を長い人生で受けることができるじゃないですか、長い目で見た時に早くやればやるだけお得なんですよ!(?)
それに、レーシックなどの手術は年齢制限があります。たしか、新宿近視クリニックでは50歳と言われた覚えがあります。
もし検討している方は検査だけでも受けてみることをオススメしたいです。
よくデメリットとして
・乾燥
・ハロー・グレア現象
・視力は再び落ちる可能性がある
などが挙げられますが、1年経過時点では特に支障を感じるものは一切ありません。1年経過後も視力は両目とも1.5あります。
乾燥はたしかにややあるかもしれませんが、数か月経てば気にならなくなりました。
ハロー・グレアについては「言われればそうかも」程度でした。「眩しく見えるかも」などの説明がされることもありますが、「それって別に、レーシックする前から眩しいものは眩しいじゃん」という認識で全く気になりませんでした。
視力はまた落ちる可能性があるとのことでしたが、角膜に余裕があるなら再度レーシックを受けることもできるとのことでした。このあたりは病院で詳しく聞いた方が良いと思いますが、データで見せてもらった限り早々落ちるものではないとのことです。
気になったので質問してみたのが「レーシックを受けた後にICLは受けられるか?」ということ。
回答は【NO】でした。
技術的な問題があるかもしれませんが、「レーシックをしたらそもそも0.0xまで視力が落ちることはないでしょ?」という回答を貰って納得しましたw
その他に、「切ったフラップはズレたり、ペロペロめくれたり、奥に沈んだりしないの?」などが気になっていましたが、そういった危険は特に感じませんでした。自身で目視で確認しても手術跡などは見えませんでした。
レーシック後にデメリットらしいデメリットは一切感じませんでしたので、もしメガネが不便だな~とか、普段からコンタクトをしているが不満がある、という人はレーシックやICLを受けてみることをオススメします。
