母親がすっかり「Snow Man」ファンになりまして、珍しくミステリーサスペンスである本作を観たいというので劇場鑑賞してきました。
第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した同名小説を映画化した作品です。
映画を考察したり考えながら見るのがあまり得意ではない私でもスッと頭に入ってくる設定でした。
ネタバレになってしまうので詳しくは語りませんが、私はゲームやアニメ・漫画が好きなのですぐ理解できたのかなぁと思いました。割とそっち系にありそうな話でした。
そういった世界観なので、日本の田舎を舞台に映像化するのは結構チャレンジングだなと思いました。
「ミステリ&ホラー大賞」を受賞したことや、予告が結構怖いこともあって、ホラー要素があるのかと割とビクビクしていましたが、怖い!!と言うよりは、ずーっとジメジメと不気味な雰囲気が続く感じでした。
個人的にはそこまで怖くなかったので、本当に怖いのが苦手な方以外は観れると思いますよ。
Snow Manファンの皆さんも是非ご鑑賞ください。
宮舘さんは主役を食う勢いでご活躍されますよ。
この記事では、ネタバレ無しで「火喰鳥を、喰う」の観る前に知っておきたい情報や、筆者の感想を自由気ままに書いていきます。
この記事では、「動物の安否」や「グロテスクなシーンはないか」「性描写はないか」など、映画鑑賞前に知りたい映画に含まれるファクター(要素)のみを紹介します。ネタバレは一切含みませんのでご安心ください。
- 作品名
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火喰鳥を、喰う
- 公開年
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2025年
- 監督
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本木克英
- 上映時間
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108分
あらすじ
信州のとある村に暮らす久喜雄司と夕里子の夫婦のもとに、謎めいた日記が届く。それは雄司の祖父の兄で、太平洋戦争末期に戦死したとされる久喜貞市の遺品だった。日記には異様なほどの生への執着が記され、最後のページには「ヒクイドリ、クイタイ」という文字がつづられていた。その日を境に、墓石の損壊や祖父の失踪など、雄司と夕里子のまわりで不可解な出来事が起こり始める。2人は夕里子の大学時代の先輩で、怪異現象に造詣が深い北斗総一郎に、不可解な現象の解明を依頼する。しかし、存在しないはずの過去が現実を侵食していき、彼らはやがて驚愕の真相にたどり着くが……。
映画の気になるファクター6つ
☆=0 ★=1の評価です
| ファクター(要素) | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 動物の安否 | ★☆☆☆☆ | ヒクイドリだけ…… |
| 性描写の有無 | ☆☆☆☆☆ | 一切ありません |
| 流血の有無 | ★☆☆☆☆ | ほんのちょっとあります |
| グロテスクなシーン | ☆☆☆☆☆ | ありません |
| 視聴対象層(子供★・大人向け☆) | ★☆☆☆☆ | 子供には難しいかも |
| 予習の必要性(過去作・事前知識) | ☆☆☆☆☆ | 予習の必要はありません |

ジャンプスケアがちょっとだけアリ
虫が苦手な人もちょっと注意かも(Gではない)
管理人の感想・レビュー
タイトルだけだとどういう作品なのかさっぱり分からない為、鑑賞前に予告を観たのですが、予告が怖いw
実際作中もそんな感じの雰囲気で、邦画ならではのゾクゾクとか、薄気味悪い感じが結構続きます。
ただ、夜寝れなくなったりお風呂に入れなくなるような作品ではないのでご安心くださいw
怖いというか、薄気味悪い演出が結構ある&ジャンプスケアがちょこっとだけありました。
本作で色んな意味で気になる要素は「Snow Man」の宮舘涼太さんだと思いますが、怪演(?)だなと思いました。
まず、正直に申し上げて宮舘さんの演技は、そこまでお上手ではないと思いました。
ただ、演じられている役がオカルトとかペテン師とか、要するにちょっと癖のある怪しい人なんです。それと宮舘さんの演技がすんごいマッチしてたんですw
恐ろしいほどバッチリそれっぽい人で、もはや演技が上手いんだか下手なんだか分からない域です(褒めてます)。ちなみに重要なキャラクターなので、主人公を食う勢いで活躍されますよ。
普段テレビをあまり見ない私でも「Snow Man」の活躍は認知していたので、画面に初めて映ったときはあまりに普段見るまんまで、ちょっと笑いそうになりましたw
「Snow Man」語りになってしまったので、本題に戻します。
本作の物語は安易に想像できるタイプのものではありませんでしたが、中盤以降で「あぁ~!そういうことね!」と分かってきて面白いです。分かってくるとタイトルも秀逸だなぁと思いました。
ただ、日本の田舎を舞台にして映像化するのは難しい作品だなと思いました。
なんというか、絵が地味なんですよね。上映時間も108分と個人的には短いと感じるので、割と駆け足で話が進んで消化不良でした。
元々が小説ということなので、しっかり物語を楽しみたい方は原作を読まれるのがもちろん1番かと思います。
正直、人にオススメするのは難しいかなぁと思う作品でした。