シリーズ新章を謳う本作。本当に話の内容が過去作から一変しました。
シリーズの原点「ジュラシック・パーク」シリーズでは、遺伝子工学によって恐竜が復活。島に放たれてしまった恐竜から逃げ延びる話。
次のシリーズ「ジュラシック・ワールド」シリーズでは、またしても遺伝子工学によって恐竜が復活。3作目では恐竜たちが人間社会に解き放たれてしまい、どう共存するのか……と今後の展開が気になる終わり方をしていました。
そして新シリーズとなるのが本作「ジュラシック・ワールド/復活の大地」なのですが、……アレ?また島じゃんw
ということで、本作は全く新しい登場人物たちが、なんと島からの脱出ではなく恐竜のいる島へ乗り込む話になりましたwなんのこっちゃですね。
さっそく劇場鑑賞してきましたので、ネタバレ無しで本作の概要を紹介していきます。
この記事では、「グロいかな~」「お茶の間で観ても平気かな~」「子供と観れるかな~」そんな悩みを解消するため、ネタバレ無しで必要最低限のレビューを書いています。
作品情報
- 作品名
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ジュラシック・ワールド/復活の大地
- 公開年
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2025年
- 監督
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ギャレス・エドワーズ
- 上映時間
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134分
あらすじ
熟練の特殊工作員ゾーラ・ベネットは、信頼する傭兵のダンカン・キンケイド、古生物学者のヘンリー・ルーミス博士らとともに、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した禁断の島へ足を踏み入れる。そこはかつてパークの所有者が極秘の実験を行い、“最悪の種”と言われる20数種の恐竜が生き残った、地球上で最も危険な場所だった。ゾーラたちの任務は、心臓病に奇跡的な治療効果をもたらす新薬の開発に不可欠な、陸・海・空の3大恐竜のDNAを確保すること。ゾーラたちは恐竜の脅威に立ち向かいながら、任務遂行のために歩みを進めていくが……。
映画の気になるファクター6つ
☆=0 ★=1の評価です
ファクター(要素) | 評価 | コメント |
---|---|---|
動物の安否 | ☆☆☆☆☆ | 恐竜以外の動物はほぼ登場しません。 |
性描写の有無 | ☆☆☆☆☆ | ありません。 |
流血の有無 | ★☆☆☆☆ | 意外なことにほぼ流血無し。 |
グロテスクなシーン | ★☆☆☆☆ | 恐竜に食べられるものの、ほぼ丸のみ。 |
視聴対象層(子供★・大人向け☆) | ★★☆☆☆ | 子供も大人も楽しめます。 |
予習の必要性(過去作・事前知識) | ☆☆☆☆☆ | 歴代シリーズと全く別物なので、 予習の必要は無いでしょう。 |

何人か恐竜にパクパク食べられますが
グロテスクな表現は全くと言っていいほどありません。
管理人の感想・レビュー
まず、記事冒頭でも書いた通り本作はシリーズ新章です。
というか、もはや「ジュラシック・ワールド」シリーズなのか?と疑問に思うレベルで全くの別物と思った方が良いでしょう。
監督は「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「ザ・クリエイター 創造者」のギャレス・エドワーズ。製作総指揮をスティーブン・スピルバーグが務め、脚本は「ジュラシック・パーク」「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」のデビッド・コープが28年ぶりにシリーズに復帰。
ということで、監督がギャレス・エドワーズ氏に変わったこともあり、なんだかゴジラとか、歴代作とは違ったモンスターパニック映画の色が強くなりました。
実際劇場でも上映後に「これはジュラシック・ワールドじゃない」「エイリアンっぽい」などの声が上がっていました。
そもそも、歴代の恐竜から逃げるという展開から、恐竜を探しに行くという目的の違い。
過去作の主人公たちは研究者などが多かったですが、本作では武装をした傭兵たちが島に乗り込みます。
過去シリーズとは全く違った作品だと思って観に行くのが良いと思います。
個人的には「おっ」と思う過去作のオマージュシーンが多かったのが嬉しいポイントではありました。
それに、ちゃんと(?)恐竜に食べられちゃうシーンもありますよ。
ただ、個人的にどうしても残念で仕方なかったのが
「ジュラシック・ワールド」シリーズの展開が活かされてなかったこと。恐竜が人間社会にやってきたら、生体ピラミッドが変化するんじゃないか。特定地域に人が住めなくなるのではないか。などアレコレ想像したりもしましたが、そこから時系列が繋がっているにも関わらずそういった話が冒頭テロップで説明されるレベルで済まされたのが残念です。原作的にそういう展開なんでしょうか?なんとも消化不良でした。