【二宮和也の演技が輝く】映画「8番出口」を観る前に読みたい記事

インディーゲームとして発売されたゲーム「8番出口」が映画となって2025年に劇場公開されました。

ゲームの名前ぐらいは知ってる人も多いかと思いますが、「8番出口」は簡単に言えば間違い探しを8回連続で成功させるゲームです。

この単純なゲーム性にも関わらず、8番出口はビックリするぐらい流行に流行りまして、その後「8番出口ライク」な、いわゆる間違い探しゲームが一時期爆発的に登場しました。

そんな超シンプルなゲームなので、原作にはストーリーは一切ありません。なので一部の映画を見た方からは酷評されている本作、実際どんな感じなのかネタバレ無しで最小限のレビューと、鑑賞にあたっての注意したいポイントをご紹介します。

この記事では、「動物の安否」や「グロテスクなシーンはないか」「性描写はないか」など、映画鑑賞前に知りたい映画に含まれるファクター(要素)のみを紹介します。ネタバレは一切含みませんのでご安心ください。

作品名

8番出口

公開年

2025年

監督

川村元気

上映時間

95分

目次

あらすじ

蛍光灯が灯る無機質な白い地下通路を、ひとりの男が静かに歩いていく。いつまで経っても出口にたどり着くことができず、何度もすれ違うスーツ姿の男に違和感を覚え、自分が同じ通路を繰り返し歩いていることに気づく。そして男は、壁に掲示された奇妙な「ご案内」を見つける。「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から、外に出ること」。男は突如として迷い込んだ無限回廊から抜け出すべく、8番出口を求めて異変を探すが……。

映画の気になるファクター6つ

あくまで管理人の個人的感覚による評価です

☆=0 ★=1の評価です

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ファクター(要素)評価コメント
動物の安否☆☆☆☆☆普通の動物は登場しません
性描写の有無☆☆☆☆☆一切ありません
流血の有無★★☆☆☆流血ではないですが、
ホラー演出として血が流れます
グロテスクなシーン★★☆☆☆不気味なモノや嘔吐演出があります
視聴対象層(子供★・大人向け☆)★★☆☆☆子供も大人も楽しめます
予習の必要性(過去作・事前知識)★☆☆☆☆予習の必要はありませんが
原作ゲームの実況など観ると面白さが倍増するかも

公式でも注意喚起されていますが津波を想起させるシーンがあります

管理人のコメント

私はゲーム実況などで複数人の「8番出口」の実況プレイを拝見していたので、本作も非常に楽しく鑑賞できました。

ただ、元々ストーリーが全くない作品なので、万人受けする作品ではないのかなとは思います。

また、原作を全く知らずに本作を鑑賞した家族は、同じ画面の繰り返し&一部一人称視点の映像もあるため、画面酔いをしたといっていました。

その他にもSNSでは注意喚起がされていたので、私自身が鑑賞して、人によっては不快・苦手かも?と思うポイントをまとめてみます。

  • 男性が女性・子供に向かって怒鳴る
  • 喘息で苦しむ
  • 嘔吐する
  • 赤ちゃんの泣き声が続く
  • グロテスクな見た目の生き物が登場する
  • 津波を想起させる演出

もともとジャンルとしてはホラー要素も含んでいたこともあって、ジャンプスケアのような怖さより、赤ちゃんの泣き声を使うような邦画っぽいホラーの演出がチラホラあるなと思いました。

続いて、個人的に面白かったポイント、評価したいポイントを3つあげたいと思います。

①俳優陣の演技が素晴らしかった

主演の二宮和也さんの演技が本当に良かった!演技もそうですが、二宮和也さんは本当にこういう、ちょっと辛い目にあう役柄が似合ってしまいますねw
本作の主人公は、派遣社員で苦労している男性なわけですが、日々の生活自体も苦しそうなのに、さらに「8番出口」という得体のしれない地下通路に迷い込んでしまい、可哀想すぎる様子がなんともまぁ二宮さんの演技にマッチすること。

また、ゲームでお馴染み、通路を進むたびに必ず正面から歩いてくる男性を演じられている河内大和さんも素晴らしいです。海外の方からは「CGじゃないの?」と言われたそうですねw
それぐらい毎回正面から歩いてくる姿も、少し怖さを孕んでいて、なおかつ劇場版ではこのおじさんに焦点があたるシーンもあって、それが非常に面白い。

②ゲームを知っている人なら、登場キャラクターたちのリアクションがプレイヤーと重なる

本作のメインは「8番出口」の攻略なので、その点は原作ゲームと同じです。
なので、主人公の二宮和也さんも必死に間違い(異変)探しをするわけなんですが、その様子がゲームをプレイしている人の様子と重なって面白いんです。

二宮和也さん自身ゲーマーで知られていて、エンドクレジットには「脚本協力:二宮和也」と出てくるので、きっと本人もゲームをプレイされたのではないでしょうか?

間違い(異変)を探す様子、段取り、進め方……これが結構ゲームのプレイヤーと重なります。
しかもゲームには無かった映画ならではの演出も登場するので、私も見ていて思わず「異変…?」と二宮さんと同じタイミングで思いましたねw

③無理難題な原作に対しての脚本の付け方、割と頑張ってるんじゃないかと思った

何度も言っていますが、原作ゲーム「8番出口」にストーリーは一切ありません。
これに対して、約1時間半の映画にできたのは凄いことだと素直に褒めたいですし、私は楽しめた派でした。

ストーリーの内容は「8番出口」という怪異的なモノに焦点を合わせるのではなく、主人公にスポットを当てたものになります。
なので、設定を深掘りしたい、考察したいタイプの人は絶対にこの映画は合わないと思います。

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